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妊婦さんのお食事

妊娠中は免疫力が変化し、通常の生活時とは違い注意するべきことがあります。

①お食事の注意点

サルモネラ菌感染生卵や良く焼いていない鶏肉などを食べている場合、免疫力の弱い妊婦さんや高齢者はサルモネラ感染症にかかりやすくなります。一度感染すると治るまでかなり時間がかかります。症状が強く出ない人もいますが、卵かけご飯や半熟卵、半熟のスクランブルエッグは妊娠中は食べないようにしてください。ひどい下痢による流産早産のリスクや、出産時に赤ちゃんに感染すると出産後赤ちゃんが重症になる事があります。

トキソプラズマ感染症中まで火の通っていない牛肉(レアのステーキ)や豚肉、生ハム、ユッケ、レバ刺しなども妊娠中は食べないようにしてください。母体が妊娠中にトキソプラズマ症に感染すると流産、死産の原因になったり、胎児に先天性トキソプラズマ症が発症し、胎児に視力障害、水頭症、運動障害がでることがあります。お肉は良く加熱しましょう。

・リステリア菌感染牧場の生牛乳やスモークサーモン、ナチュラルチーズ(プロセスチーズ以外のカマンベールやモッツアレラチーズなどは製造過程で加熱しない為、妊婦さんや高齢者にリステリア菌感染症を起こした事例があり、健康な成人の20倍かかりやすくなるといわれております。妊娠中は避けてください。感染すると、発熱嘔吐下痢を呈し重症化すると致死率が高く危険です。また流産早産の原因となります。市販のプロセスチーズは安全です。

水銀マグロやキンメダイ、メカジキなどの大きな魚は一週間に一回で80gまでの摂取にしてください。多量に食べるとメチル水銀による胎児への神経障害や発達障害を起こすとこがあります。

アルコールー胎児の成長や発達に影響を及ぼすため、妊娠中のアルコールはやめましょう。

お刺身・生さかな・貝ー妊娠中の妊婦さんは食中毒を起こしやすくなります。嘔吐下痢症をおこすと流産早産の原因になり胎児に悪影響を起こします。妊娠中は加熱されたものを食べるようにしましょう。

 

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