婦人科外来
月経不順、月経困難、不正出血など、生理にまつわる症状がある方の中には、子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮内膜症・子宮腺筋症・頚管ポリープ・チョコレート嚢腫などが潜んでいる場合があります。
内診・外診・経腟超音波検査などにより、診断可能となります。
下記の症状でお困りの方は当院にご相談ください。
- 生理が来ない
- 生理に不正出血のようなものがみられる
- おりものに異常がみられる
・月経不順の方は排卵の状態・卵巣の状態をチェックいたします。できましたら婦人体温計で基礎体温をつけたものをお持ちください。ある程度の月経不順や無月経の場合は超音波検査や採血検査などで精査いたします。
現代の女性は、働きながら月経困難症に苦しむ方が多くおられます。
市販の鎮痛薬を使用するのみで、診察をされていない場合、子宮内膜症チョコレートのう種などの病気が潜んでいることがあります。また、医師が必要と診断の場合、治療薬などもありますので、一度診察を受けることをお勧めいたします。
①鎮痛剤 ②漢方薬 ③ホルモン療法(LEP・黄体ホルモンなどの治療薬)など →こちらのページへ
・不正出血 ・・・この症状がみられる場合は子宮がん検査(細胞診)を出血のない時にすることをお勧めします。検査結果は後日(約3週間後)に来院し診察時にご確認ください。お電話や郵送でのお知らせは出来ません。クロンアプリのオンライン診療もご利用ください。
・膣炎や外陰炎
おりものやかゆみの症状がみられることが多いです。検査により治療薬を選択いたします。結果は後日(約1週間後)になりますので、次回来院時にご確認ください。
・細菌性膣外陰炎
・カンジタ膣外陰炎
・トリコモナス膣炎
・ヘルペス外陰炎
・マイコプラズマ(マイコプラズマホミニス、マイコプラズマウレアプラズマ、マイコプラズマパルバムの検査は、保険適応でないため、自費検査となります。)
などがあります。
・子宮頸管炎
子宮に炎症を起こす病気です。
・クラミジア感染
・淋菌感染
※保険診療では、同時に多くの検査ができない等制限がありますので、
性病検査を一度に他項目行う場合は自費の検査になります。
・下腹痛
診察・超音波検査により器質的疾患(腫瘍など)がないか、炎症がないか確認いたします。
45~54歳ころ、月経が不順になり、閉経を迎えます。その頃の体調の異常が強い場合には、婦人科で検査、治療が必要な場合があります。一度ご相談ください。 →こちらのページへ
・閉経後骨粗しょう症
月経不順がひどかったり、早発閉経の女性は骨粗しょう症になりやすくなります。当院では、クイックDIP法で骨量測定を行っております。
・避妊法の相談
①経口避妊薬 ピル(OC) Oral Contraceptives
定期的に内服しますと高い避妊効果が得られます。初回に診察で異常がないかチェックいたします。PMS、排卵痛、PMSなど月経前後の症状が軽減されることがあります。喫煙者は血栓症のリスクが高くなりますので、禁煙後の内服を指導いたします。(自費処方となります。1か月分3150円) →こちらのページへ
② IUD(子宮内避妊器具)
子宮の中に入れる避妊器具となります。処置するだけで高い避妊効果が得られます。子宮筋腫などある場合、適さない場合があります。定期的に交換いたします。
・FD-1 35000円(装着料)(2年位で交換)
・ミレーナ(子宮内避妊システム)66000円(装着料・超音波検査込み、5年で交換)(ホルモン放出性5年間効果持続)挿入後3か月・1年・3年の定期検査が必要です。抜去時は抜去費用がかかります。黄体ホルモン付きであるため、従来の物より高い避妊効果の他に、ピルのように月経量が減り月経痛の軽減効果もあります。処置の前には子宮がんの検査や超音波検査、診察で、子宮卵巣の異常の有無、感染症の有無、処置が可能かどうかの診察が必要です。
副作用としては下腹痛、不正出血、生理周期の変化、が見られることがあります。装着後6か月までは少量の出血が続くこともありますがそれ以降は落ち着くことが多いです。稀なトラブルとしては、子宮からIUDが脱出してしまったり、穿孔、子宮内膜炎、骨盤内炎症を起こすこともあります。
・人工妊娠中絶術
体調・ご事情によりご出産にできない場合、妊娠12週未満にかぎり相談いたします。
手術基本料金は 121300円~161700円です。(胎児の大きさ、週数などにより異なります。)
合併症の有無、術前検査後、予約制となります。検査結果により当院で対応ができないこともございます。
初診料、術前検査料、合併症がある場合など別途料金がかかります。
妊娠9週相当より小さい週数の場合は、子宮に優しい電動吸引法を採用致します。詳細は早めに来院の上ご相談ください。
手術の副作用・リスクとしては、麻酔に対するアレルギーを起こしたり、子宮内感染、子宮の穿孔、出血が多くなるなどがあります。子宮筋腫がある場合は術後の合併症を起こしやすくなります。
・子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)ガーダシル・シルガード9
↑ ご妊娠中はできません。ご妊娠前にご確認ください。