不妊症
不妊症とは。赤ちゃんが欲しいご夫婦が、避妊しない通常の性生活のある状態で、1年間経っても子供が出来ないことを言います。
一般的に腹痛があるなどとは異なり、痛みなどの症状もないため、診断が難しいことがあります。
不妊症とひと口に言っていますが、女性因子・男性因子・排卵障害・受精障害・卵管障害・着床障害といった原因があり、まずは不妊症の検査を受けて頂き、原因に当てはまる治療が必要です。
検査
毎朝、基礎体温を測定頂き、性周期の時期にあわせて検査を行います。
- 内診、子宮頸がん検査
- 超音波検査(子宮筋腫・卵巣嚢腫などの有無)
- 採血検査(卵胞ホルモン・甲状腺ホルモン・プロラクチン・クラミジア・B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV検査・風疹)
- 排卵チェック(経腟超音波検査)・頸管粘液検査
- 基礎体温測定
- 子宮卵管造影検査
- フーナーテスト
- 精液検査(男性)
※上記の不妊症検査を基礎体温を確認し適切な時期に行います。子宮卵管造影検査は採血検査で感染症検査結果を確認してから、完全予約制で行います。すべての検査を行わないと原因が確定できませんので、検査は順番にすべて行います。上記検査は適切な時期がありますので、一回の診察ではできません。適切な時期に頻回の通院が必要になり診察の回数が多くなります。個人的内容の為、日本語が通じない方の診察は困難となります。
※40歳以上の方は、不妊症専門クリニックをお勧めいたします。
治療
・漢方薬投与
・排卵誘発
・ホルモン剤投与、ホルモン注射
・排卵の前後の検査
・タイミング指導
令和4年4月からの不妊治療の一部保険適応に伴い、治療開始時に下記①~④についての同意書の提出が必要になりました。(一部保険適応にならない検査もあります)
①当該患者及びそのパートナーが、婚姻関係または事実婚関係にあること
②当該患者及びそのパートナーが、治療の結果出生した児を認知する意向があること
③当該患者及びそのパートナーが、当院で施行する治療について十分に理解した上で治療を希望すること
④当該患者及びそのパートナーが、重婚ではないこと