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不妊検査・治療について

妊娠を希望し性生活を行い1年以上妊娠に至れない状態の事を不妊症と言います。一般的に腹痛があるなどとは異なり、痛みなどの症状もないため、診断が難しいことがあります。

原因

男性側にある場合が40%、女性側にある場合40%、お二人にある場合が15%、原因不明な場合が15%の確立で原因が有ると言われ女性の疾患による不妊のほとんどが卵管因子が原因とされる事が多く、その他に内分泌・排卵因子、子宮因子などに原因がある事があります。

検査

毎朝、婦人体温計で基礎体温を測定頂き、月経周期にあわせて検査を行います。

  • 内診
  • 超音波検査(子宮筋腫・卵巣嚢腫などの有無)
  • 子宮頸がん検査
  • ホルモン採血(卵胞ホルモン・甲状腺ホルモン・プロラクチンなど)・感染症採血検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV・クラミジア等)
  • 風疹抗体検査
  • 排卵チェック(超音波検査)・頸管粘液検査
  • 基礎体温測定
  • 子宮卵管造影検査
  • フーナーテスト
  • 精液検査(男性)

※上記の不妊症検査を基礎体温を確認し適切な時期に行います。子宮卵管造影検査は他の感染症の検査などを行って結果を確認してから、完全予約制で行います。すべての検査を行わないと原因が確定できませんので、検査は順番にすべて行います。上記検査は適切な時期がありますので、一回の診察ではできません。適切な時期に頻回の通院が必要になります。診察の回数が多く、個人的内容の為、日本語が通じない方の診察は困難となります。

治療

治療

タイミング法(排卵前の卵胞を超音波検査でチェック、頸管粘液検査、朝の基礎体温などで妊娠しやすいタイミングを診断いたします。)

令和4年4月からの不妊治療の保険適応に伴い、治療開始時に下記①~④についての同意書の提出が必要になりました。

 ①当該患者及びそのパートナーが、婚姻関係または事実婚関係にあること

 ②当該患者及びそのパートナーが、治療の結果出生した児を認知する意向があること

 ③当該患者及びそのパートナーが、当院で施行する治療について十分に理解した上で治療を希望すること

 ④当該患者及びそのパートナーが、重婚ではないこと

・漢方薬投与

・排卵促進剤投与

・ホルモン剤投与

・排卵チェックの検査

・タイミング指導(6周期くらい)

診察で状態を確認しながら、必要な治療を行います。

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